❖構想博物館とは

構想とは何か。簡潔にいえば「物事を考え、発想し、組み立て、実践し、そのことが人類社会に役立つこと」です。人類の歴史とは、その意味において構想によって生み出されたと考えられます。すなわち、火を熾すこと、道具を使うことから始まり、社会制度も農業も、産業も、テーマパークも、そして平和な世界も、構想がなくして生まれることはありません。

 

そしてそれらの構想の質(哲学)が、社会やコミュニティの質を決めてしまうということも、また近年の諸事実が明らかにしています。したがって、よりよい構想を生み出すことに役立ち、貢献することが、構想博物館の目的であるといえるでしょう。

▲構想博物館:鎌倉口からの眺望(左奥から鶴岡八幡宮、材木座海岸、逗子・葉山マリーナと続く)
▲構想博物館:鎌倉口からの眺望(左奥から鶴岡八幡宮、材木座海岸、逗子・葉山マリーナと続く)

❖構想博物館の役割

構想博物館の役割とは、人々の暮らしや社会、人類の未来に役立つこれまでの構想を研究・収集し、それらをデータベース化し、情報をオープン化することで、多くのこれから新たに構想を打ちたてようとする人々の活動に寄与する、ということです。

 

そしてこの博物館自身が、社会や企業、地域やコミュニティに対して、構想を生み出し提案することも重要な役割と考えます。