街の考古学

渋谷という都市は、第2次大戦後、様々な角度から見て大きな変容を遂げてきた。私自身は、1970年代の流通産業革命が東急ドメインと西武セゾングループの進撃の舞台として胎動していくドラマに多少とも係わることがあって、ある意味ではこの街に育てられたといっていい。

しかし、この街は「未完」の街でもある。流通革命も、ビッドバレーも、オリンピックタウンとしても、ファッションビレッジとしても、未完である。都市自身が常に流動していることから、完成した都市など無いにしても、渋谷の深いコアのようものの不在は、むしろ渋谷の未来性を感じさせる。未来を描くためには、この街の原像に迫る系譜学が有効だ。「街の考古学」への遊歩が、最近の私の楽しみになっている。

ビューティフル・エイジング

【80歳で起業した観光ベンチャー】

美しく齢をとりたいと思う。齢(よわい)を重ねることに抵抗するつもりはさらさらないが、その齢相応の「姿」には心を傾けたいと思っている。構想博物館の近在で暮らす卜部圭右ご夫妻。圭右氏は当年80歳、夫人は70歳。

 

この5月に、長谷の大仏様の通りに5坪のフリットの店をオープンさせた。見事な人生だ。ご夫妻の人生とその姿は、まさに「ビューテイフルエイジング」。如何に美しい人生をデザインできるか・・・このテーマに私たちはこれから自然に接近していく時代が、来ているように思う。

地域知(塾)巡りの旅が楽しい

 【地域再生は「知の場」の創造から】

最近の社会的論調では、地方地域の町や村では主に若年層の減少を背景に、その多くが崩壊・消滅に向かっているという衝撃的な主張が出ている。確かに、その現象は幾つもの地域で見られるものであるが、しかしどっこい、私の呼ばれた地域では、若きものも老いたものも地元塾に参加して、それらの難問をクリアし事業実践している姿を見ると、「知の場」を持つコミュニティの粘り強さを実感する。

 

日本には、伝統的に多くの地方地域に「私塾」が存在した。地域暗黙知を自己知にして、未来に向けて多様な地場エネルギーを開放していく手法は、これからの地域自己存続の重要な鍵になろう。

ナディーヌ・ヴォジェル夫人の午後のお茶

パリ生活での、楽しい時間をエッセイにしてみました。

アダム・スミスは「幸せとは、健康と楽しみ(享楽)にある」といっていますが、まさにそんな時間です。世界中が、幸せのお茶の時間を持つことができれば、必ず平和は実現できる・・・厳しい現実の中の、強い想いです。

 
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 <旬刊「旅行新聞」2014年5月1日(日)掲載記事より>

 

パリで出会った旅の秘訣「友達づくり」

パリ滞在時の、エッセイ第1報です。体調不全で、屋根裏部屋会議が多かったのですが、さまざまなヒントを色々な方からいただきました。19世紀の賢人のつもりで、構想を膨らませていました。訪れた街に何人の友人が存在するのか。あるいは訪れた街で、たくさんの友人が創れるか。これからの大切な観光の要諦を、パリの滞在で学びました。

 

【都市のフレンドシップ作戦】

小さな四角の窓から、エッフェル塔が見える。まるで、ルソーの絵のようだ。時間によって、背景の空の色が真っ青から夕景の茜色に変わっていく。暗くなると、塔の決められた照明の時間が来る。。。。。

都市の「かいぼり」という発想

ムー観(武蔵野市観光機構)の武藤事務局長が熱心にサポートしている「かいぼり」の視察談の記事。現代都市文明の「かいぼり」こそが大切、というのが私の構想です。私たちの、頭脳の「かいぼり」も忘れずに、というのが、帰国後の実感でもありますね。

 

【井之頭公園の池の再生作業から見えたこと】

池のたっぷり湛えられていた水が底まで干上がって、泥土がすっかり露出してしまった。普段なら、水面にゆったりと浮かんでいるスワンボートが一カ所に集められて、所在無げに身体を池底に投げ出している。意外と池の水深が浅く思われたのは、汚泥が蓄積されたからであろうか。27年ぶりに、井の頭公園の池の「かいぼり」が行われている。。。。。

帰れ、湯布院へ

昨年の秋の深まる季節、久方ぶりで由布院を訪ね、玉の湯で一泊した。溝口薫平さんと話をしたかったからだ。次の日、福岡での講演を控えた薫平さんが、着いた日の午後、夕方、次の朝と時間をとってくれて、何かそれだけで嬉しかった。

 

観光には、おまねきする人の真摯な心が大切、そのためには「まじめな魂」が最も求められる。中谷健太郎さん、志手康二さんの3人で若かりし頃巡ったドイツのホテルオーナーから教授された哲学。何度も聞いた話だったが、今回も感動が深かった。

 

むろん、完成されたまちづくりなど無い。現在の由布院にも問題はたくさんある。それら一つひとつをまじめな魂が取り組んでいく。イベントや集客手法ではなく、この哲学がしっかりと伝承されていく。そのことに腐心する地域に、必ず未来がある。

 

またひとつ、由布院の暮らしと文化の奥深く、人々の心のぬくもり触れるという、観光の持つ大切な役割に気付かされた自分がいた。

食のジャポニズムが創り出されるか

日本の食文化、その奥深い技法と味のミラクルが、世界中で注目されていますが、パリでは、15人の“食の侍”たちが人々の心を席捲しています。

 

何と、ミシュランの星を持つ15人もの日本人のシェフたちのレストランを巡るツアーが大人気。スシブームどころではありません。日本の舌の遺伝子を待った15人の侍が、次なる次元の食の宇宙をデザインしようとしているのです。もうそれは、<日本食>のレッテルも吹き飛ばし、食の絶対性を主張しようとしているのです。どうなることやら。ただただ感嘆、です。

免疫型経済と、発酵文化で島の活力を

小豆島・土庄町長選挙に、いよいよ柳生好彦氏が挑戦します。これまでの自分を育ててくれた島に、恩返し。「世界一の幸せを皆で創り上げる島に!」が標語です。
 
多摩大学大学院で、必死になって勉強してきた成果と、人生の熱き想いを存分に注入する。この彼のトライアルには、私たちの「社会デザイン」研究と実践の構想が、懸かっています。12月17日が、投票日。深く、強く、サポートして行きましょう。

残念なお知らせですが、土庄町町長選挙で柳生好彦氏は、一敗地にまみれる、ということになりました。選挙スタート時の劣勢を、政策論争を通して覆すことができなかったのが、大きな敗因です。しかし、この選挙を通して1万人の有権者の方々に政策を聞いてもらうことから、町民の皆さんの「生」策に耳を傾けることの大切さを学んだことが、得難い貴重な体験になったことでしょう。島人の「日々の生活の幸せ創造」というテーマは、柳生さんにはこれからも不変的な理念です。その実現に向けて、「地域事業家」としての新たな挑戦はこれから始まります。地域の経済と文化の創造を、社会事業家として必ず成し遂げてくれれるでしょう。そのスタートに、私は心からの拍手を贈りたいと思います

四国・須崎市の観光グローバル戦略とは

須崎市には、世界に誇りうる<須崎資源>が埋もれている。それらを研き輝かせるのは、私たちの鋭い世界洞察力と、叡智だ。そして、多様な地域資源を衝撃的に新結合させる(イノベーションさせる)志民と、試民のドラマテックな登場を、須崎の未来が待ち望んでいるのだ。

産業観光は、今では観光のターゲットとして定番になりつつある。この観光の狼煙を上げたのが、2000年にフォーラムを開いた四国の新居浜市だ。それを仕掛けたのが異端の公務員と呼ばれた森賀盾帆子雄氏である。その最初のフォーラムに招聘され、基調講演を行った。

 

私にとってもフォーラムが産業観光実践のきっかけとなったが、それ以来森賀氏とは兄弟分のように付き合っている。彼からまた依頼が来た。同じ四国の高知県須崎市でまちおこし人材塾をやるという。 ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2013年9月1日(日)掲載記事より>

 

 

行く先不透明の時代の観光のあり方「ユートピアリズム」を探求する

 

小高い丘の上に建てられた展望塔に登ると、360度の視界が見事に広がっている。山々が連なり、遠くに海の存在が感じられる。足元に支店を引き寄せると、緑の丘陵に囲われた施設群が望めた。その盆地の風景にある感慨があった。

 

例えば、トーマス・モアが理想郷を描こうとして頭の中で抱いたイメージ、建築家ブルーノ。タウトが構想した山岳都市などに共通する感慨である。風が吹いてきて、塔がゆらりと…            ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2013年6月1日(土)掲載記事より> 

 

 

巨大な潜在的市場の開発に向けて

▮▮▮ 贈りあう旅の発見 ▮▮▮

 

大きく浅間山がすっきりと晴れた青空の中に屹立している。たくさんの文人・作家や画家たちが列車から見上げた風景だろう。私たちも、新幹線の客車から見上げている。次の軽井沢の駅で降りる。隣にいるワイフも、心なしか嬉しそうだ。

 

久しぶりの信州・軽井沢への旅だった。

 

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<旬刊「旅行新聞」2013年5月1日(水)掲載記事より> 

 

 

街のデッサン:街中が撮影セットになっているテーマタウン

初めて、水海道(常総市)という街を訪れた。茨城県南西部に位置したこの街は、寛永年間、鬼怒川が利根川に直結したことで、水運を活用して下総、下野などの潤沢な農産物を江戸に供給する拠点として大いに栄えた。街を歩いてみると、、、、

 

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<旬刊「旅行新聞」2013年3月1日(金)掲載記事より> 

 

街のデッサン:"フラヌール(遊歩道)"という存在

散歩や街歩きが注目されているようだ。日々の散歩は健康にもよいだろうし、何よりもそれ自体それ自体お金がかからない。高血圧症の私は、医者から軽い運動を義務付けられているが、それには散歩が一番で、毎日30分ほどの歩行を心がけている。おかげで、薬物治療よりはよほど安定しているように思える。考えてみると、、、、、

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<旬刊「旅行新聞」2012年9月1日(土)掲載記事より> 

 

街のデッサン:パリでは"食のジャポニズム"が元気だ(Paris, France)

何年か前に、夏の休暇を使ってパリのマレ地区でアパートを借りて過ごしたことがあった。そのアパートを拠点にして、小さな町や村を巡る計画でいたが、パリの裏町を徘徊することも結構楽しくて、東京の日常とあまり変わらない生活スタイルを楽しんだ。

 

そろそろ帰国も迫ったある日、アパートの程近い裏通りに寿司屋が回転しているのに出くわした。へぇと驚いたが、

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<旬刊「旅行新聞」2012年3月1日(木)掲載記事より> 

 

街のデッサン:バック・トゥー・ザ・パッカー(東京都中野区)

だいぶ以前のことになるが、フランス・リヨンの商工会議所を訪ねた折に、旧市街を散策する機会があった。リヨンはかつては絹織物のまちとして名を馳せ、料理のまちとしても有名。

 

一方では、先端技術開発を志向する都市として近年では注目を集める。視察の合間の息抜きの散策であったが、古い建物や大いににぎわうレストランなどが集まった広場に出くわした。                 ・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年10月1日(土)掲載記事より> 

 

街のデッサン:"ミュージカルシティ"を目指して (埼玉県東松山市)

東京は世界都市であり、日本の中心都市だから大勢の人々が訪れ行き交う。わざわざ行政的にも、民間の旅行会社も政策やプロモーションを打たなくても問題ない時代が続いた。 

 

しかし、観光事業は都市活性化の大きな柱であることは、諸外国の都市が証明してきた。世界に向けて、集客の仕掛けを施せば、大きな地域利益を創出する。国を支える産業として、観光が重要な位置を占める時代なのだ。・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年7月1日(金)掲載記事より> 

 

街のデッサン:社会的創造力が生み出す日本の底力(東京都昭島市)

今、日本の持つ社会的な想像力に大きな注目が集まっている。思わぬカタストロフに日本の社会が直面した時に、その力は遺憾なく発揮される。またその力はどこから生まれるのか。

 

その答えに、私はつい最近直面した。東京の三多摩にある昭島市から学んだのだ。・・・・・・(詳細は右画像をクリック)

 

<旬刊「旅行新聞」2011年6月1日(水)掲載記事より>

 

 

リュクサンブールの森で

望月照彦ユーフォニスト通信

パリの屋根裏部屋で想う

望月照彦構想ゼミナール

なぜいま、屋根裏部屋なのか

パリ発、望月ゼミ生へのメッセージ

[東京/鎌倉/パリ]私の三都物語

望月照彦ユーフォニスト通信

望月照彦:新刊本のご案内

小豆島土庄町MaiPAMのまちづくり

<センス・オブ・ハピネス>

希望と幸せを創造する社会へ

武蔵野市観光機構のHP

中野区観光協会のHP