現在、構想博物館では、館長:望月照彦を中核とした研究員(キュレーター)により、数々のプロジェクトが実践されています。守秘義務の観点から、その一部のみを紹介します。

 

これまでに携わったプロジェクト(抜粋)

中野区

地域観光発掘事業
地域観光発掘事業

市民や商店街が中心となり、新たな観光事業に乗り出したことから、まちづくり指導を東京都の支援のもと実施している(中野区観光協会)

珠洲市

日本海に浮かぶ軍艦:見附島
日本海に浮かぶ軍艦:見附島

リボーン珠洲をテーマに「地域創造戦略」を立案。シンポジウムでは、多くの市民/自治体が参加し、活発な討議が実施された(石川県珠洲市

東松山市

日本のブロードウェイを目指す
日本のブロードウェイを目指す

まるひろ通り商店街道路拡張を機会に、市民/学校/商店街/自治体による、新たなまちづくりを展開(まるひろ通り商店街/埼玉県東松山市)


足利市

地域力活用新事業
地域力活用新事業

伝統的な着物の銘仙を現代に蘇らせ、ライフスタイルとしての着物の価値を見出し、足利市のまちづくりの資源化をめざす(足利商工会議所)

湯河原町

湯河原梅林に梅の花が咲く
湯河原梅林に梅の花が咲く

県下で最も高齢化率の高い自治体にて、デイサービス、レストラン経営をマージし、高齢者が自立して暮らせる福祉タウンを創設(湯河原町)

昭島市

立川基地跡地の昭和記念公園
立川基地跡地の昭和記念公園

豊富な産業観光資源を背景に、観光協会を立ち上げるとともに、観光戦略の立案支援を実施。第4回産業観光大賞奨励賞受賞(昭島市)


湘南地域

訪問型観光から創住型観光へ
訪問型観光から創住型観光へ

湘南とは何か。湘南を世界モデルへ。健康と保養療養の歴史とともに、文学と別荘地の秘密を探る新たな試み(多摩大学/神奈川県藤沢市)

 

 

 

 

 

 

 

 


横須賀市

日露戦争を戦った戦艦三笠
日露戦争を戦った戦艦三笠

横須賀の観光第2ステージ「東京圏からいかにして観光客を呼ぶのか」が今後の課題となる(神奈川県横須賀市)

豊島区

巣鴨銀座
巣鴨銀座

●豊島区の未来構想の立案

高野市長へ豊島区の未来構想について、いろいろな意見を伺い、四つの案をプレゼンテーション(東京都豊島区)

鎌倉市

   鎌倉の家学(科学)研究
   鎌倉の家学(科学)研究

創業100年以上の老舗とまちづくり研究。家学特捜隊による鎌倉研究。鎌倉彫り老舗博古堂,豊島屋,鎌倉文学館,以志橋,力餅家(神奈川県鎌倉市)


真壁町

お雛様のかご
お雛様のかご

町民による観光まちづくり。小さな町だが、ひなまつりを中心に町民全員がコンシェルジェとなり観光を創造する(茨城県桜川市[真壁町])

柏崎市

夕焼けに染まる柏崎原発
夕焼けに染まる柏崎原発

日本海に臨む柏崎原発で高名な柏崎。原発に依存しない産業観光資源を研究し、未来に繋ぐ提言を行う(新潟県柏崎市/新潟県)

 

 

 

 


溝口薫平氏(湯布院にて)

大分で、講演のご依頼を受け、次の一日湯布院の「玉の湯」で過ごす時間がもてました。久しぶりに溝口薫平さんにもお会いして、地域のまちづくりの実践と哲学、観光への将来構想をじっくりお聞きすることが出来ました。本当に、心に沁みる貴重な時間でした。


思えば、法政大学の総長だった清成忠男先生に、「まちづくりを勉強するなら、必ず湯布院に行きなさい」と、湯布院3人衆を紹介されて、すっぴんの脳ミソで訪ねたのが30代の始め。溝口薫平、中谷健太郎、志手康二の3人が囲炉裏を囲んで焼酎を片手に、まだ若造の私を歓待してくれたのです。何という至福だったでしょう。それが私の、拙いけれども研究と実践の始まりだったのです。


溝口さんの想いは熱く、構想はますます雄大です。暖炉の薪がパチパチ爆ぜて、私の多少は皺の寄った脳ミソの中でも、次なるイディアがパチパチ弾けます。
湯布院は冬に向かって、ぐっと温度が下がる季節を迎えています。しかし、その一夜の私の気持ちの温度は、ただただ上がっていくだけでした。


ライフスタイル観光とは...「豊の国商人塾」のご案内

「世界目線構想力」などという、私も聞きたくなるようなテーマで、3月のひな祭りの日、大分で講演いたします。畏友、谷口正和氏とご一緒です。

 

主催は「豊の国商人塾」ですが、「地方の時代、地域主義」を提唱した平松守彦知事の時代から続いている名門の塾です。思想的には、日田の広瀬淡窓の「咸宜園」の流れを汲んでいて、塾のOBが自己組織的に経営するユニークな地域塾です。

 

日本の地域・地方がどん詰まりをどう乗り越えていくか、この塾の「自然(じねん)の草莽力」が燎原の火のように、全国に広がっていくことを願っているのですが。